こんにちは、加治屋です。
第30回蘭亭書道展に出品して、一般の部で◇高木聖鶴賞を頂きました。
一般の部では、五番目の賞でした。
展示は、博多の福岡アジア美術館で行われ、入選作品数は新聞にあるように1606点でした。
これは、展示の様子。作品は、色紙サイズに統一されています。当たり前ですが、一つとして同じ物はありません。個性というのは、こんなにも多彩なんだと思いました。
私の、受賞作はこちらです。彫った文字は、「萬里一空」で、宮本武蔵先生の『兵法三十五箇条』に出てくる言葉です。
これは、入口近くに展示されていた高木聖鶴先生(文化功労者)の作品で、賞の副賞としてこの色紙を頂けるそうです。
文字は、石に印刀とゆう道具で彫ります。刀と言いますから、他の人はどうか分かりませんが、私は石を斬るように彫っていきます。彫っている時は、いろいろと考え事をするのですが、時間が経つに連れて段々と何も考えなくなります。この何も考えない集中状態がとても良いし、必要な事だと思っています。
彫る文字は、故事に由来する事とか、熟語的な言葉が選ばれるのですが、これからは、武道に関係すること、武蔵先生に関係する言葉を彫って行きます。